INTERVIEW
インタビュー
ソーシャル・データサイエンス学部・研究科の魅力
SDSは理系の素養を持ちつつ社会課題を解ける人材を排出したいというコンセプトなのですが、SDSのカリキュラムはそのために必要な科目がしっかりと体系立っている点がとても素晴らしいと思っています。ソーシャル・データサイエンス学部はいわゆる文理融合や文理共創と呼ばれる学部ですが、複数の学問領域に跨る学際領域の専門性を身に付ける上では、広く学ぶことと深く学ぶことの両方がとても重要だと思っています。一口に文系・理系といってもそれぞれの中には多種多様な分野がありますが、SDSは対象分野を社会科学・統計・情報科学に絞っているので、広さと深さを両立できていると思っています。もちろんどの分野に重点を置いて学ぶかで各自の卒業時の専門性やスキルセットは変わると思いますが、社会科学も統計も情報科学も最低限以上の素養が身に付くという点は大きな強みだと思っています。
ソーシャル・データサイエンス学部・研究科で進めたい教育・研究
前評判も何もない新しい学部で、しかも新しい学問分野を学ぼうと思って SDS に入ってきてくれるのはきっとフットワーク軽くいろんなことに興味を持って取り組むような人物だと思っています。とはいえ今の世の中はさまざまな情報が溢れ返っていて取捨選択が求められる時代でもあると思うので、だからこそ一人一人の興味や適正と向き合いながらその学生にとって本当に役に立つ情報を提示したり指導ができる教員になりたいと思っています。また、ソーシャルデータサイエンス学部・研究科は小規模ながらそこで取り組まれる研究分野は多岐に渡ると思うので、その利点を活かして構成員同士で気軽にコラボレーションできる場所にしたいと思っています。また、そのためにも、どこの分野は凄いとか凄くないとか、そういう考え方は害悪なので、お互いの分野をきちんとリスペクトできる空気を醸造することが非常に重要かなと思います。
■学部ゼミナール紹介
私の学部ゼミナールでは、情報アクセス(情報検索、対話システム、情報推薦)や自然言語処理技術に関する研究活動を行います。これらの技術や、これら技術を用いた社会科学課題(経済学×自然言語処理,法学×情報検索など)の解決に興味のある方を歓迎します。研究テーマによって必要となる素養が異なりますが、興味のある「プログラミング科目」や「情報・AI科目」を受講しておくと研究に役立つと思います(テーマごとに推奨する履修科目が知りたい方は個別にご連絡ください)。
■学部ゼミナール紹介
私の学部ゼミナールでは、情報アクセス(情報検索、対話システム、情報推薦)や自然言語処理技術に関する研究活動を行います。これらの技術や、これら技術を用いた社会科学課題(経済学×自然言語処理,法学×情報検索など)の解決に興味のある方を歓迎します。研究テーマによって必要となる素養が異なりますが、興味のある「プログラミング科目」や「情報・AI科目」を受講しておくと研究に役立つと思います(テーマごとに推奨する履修科目が知りたい方は個別にご連絡ください)。
CLASS
担当授業科目
- データベース
- データハンドリング
- AI(人工知能)
- PBL演習D
RESEARCH
研究内容
自分の専門は情報アクセスです。情報アクセスといっても少しイメージしにくいと思いますが、人が知りたい情報を提示するための技術のことです。例えば皆さんが普段から利用している検索エンジンや音声エージェント・スマートスピーカーにも情報アクセス技術が使われています。代表的な技術は情報検索、情報推薦、質問応答、対話システムです。その他、機械学習、自然言語処理、データマイニング、データベースシステムなども使って、人に役立つ便利な情報を提示する研究に取り組んでいます。また、最近取り組んでいる研究テーマは情報検索タスクのための大規模汎用言語モデルの実現や、マルチタスク学習を用いた都市を横断した市民意見抽出に関する研究などです。
キーワード
- 情報検索
- 自然言語処理
- 対話システム
- 質問応答
- 情報推薦
- 機械学習
- データマイニング
- データベースシステム
ARTICLE