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一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科

FACULTY

教員紹介

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檜山 敦 ATSUSHI HIYAMA
ソーシャル・データサイエンス研究科 教授
専門分野
人間拡張工学
バーチャルリアリティ
ジェロンテクノロジー
INTERVIEW

インタビュー

ソーシャル・データサイエンス学部・研究科の魅力
これからの社会を創造していく上で欠かせない知識と技術をまとまった形で実践的に学べる環境が大きな魅力だと思います。よりよい社会を創っていくために何に取り組むべきで、どんなデータを計って分析して、人や社会にどのように働きかけるのか、それぞれについて科学的なアプローチと意志決定ができる人材は様々な分野で必要とされることでしょう。そして何より学部・大学院と一緒に世の中のことを考え、議論を交わせられる仲間たちに出会い、共に学んでいけることが10年後、20年後の大きな財産になることでしょう。机を並べていた仲間たちと、将来大きなプロジェクトを手掛けることになるかもしれません。もしかしたら学生のうちに社会起業家になって世の中を導いてくれることもあるかもしれません。そうなれば後に続く後輩たちにとっての魅力はさらに増していくことでしょう。
ソーシャル・データサイエンス学部・研究科で進めたい教育・研究
その研究がよい研究になるかは取り組むべきテーマを見つけたときにほぼ決まる側面があります。ソーシャルサイエンスの視点から世の中を変えるツボを見つける洞察力を身につけること。実践の学問において、工学的アプローチをとるか法学的アプローチをとるか、さらには商学的アプローチか、言語的にそして非言語的に世の中への介入手段を身につけることは大きな自信につながることでしょう。人は想像できないことは現実化することはできません。社会を探り社会に働きかける手足を鍛えることで、よいデータを集めて実効的な分析をできるようになるように、自分の想像力の限界を拡大して、よい研究テーマ、よい課題を自ら設定できる力を育む学びと経験を提供していきたいと考えています。

■学部ゼミナール紹介
私の学部ゼミナールでは、主として社会課題を設定し、その達成に向けた研究課題の設定から、システムの構築と評価を行う研究を行います。特に予備知識は求めませんが、SDSでの学修の他に、人間というシステムへの関心と、データ計測や人間へのフィードバックを行うためのハードウェアや電子工作、バーチャルリアリティやロボティクスへの関心があればできることが広がります。課題は学生の興味関心をベースに議論をしていきながら設定します。
MESSAGE
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MESSAGE
学生へのメッセージ
よくご飯を食べて身体を動かして陽に当たりましょう。学びを得れば失敗も評価される学生時代。果敢に挑戦しない手はありません。挑戦し続ければそれをやがて学問にできるところがあります。人と同じ経験をしては希少価値がなくなります。皆が既存の組織の既存の役割を選択する視点で進路を考えてしまっては社会が停滞してしまいます。人類の営みは想像できる範囲にとどまります。これから私たちはどんな風に生きられたらよいか、学びを通じて想像の範囲を広げ、そのために必要なことを求めて創造することが確かな道標となるでしょう。特に大学院は様々な挑戦と多様な視点を獲得することにじっくり取り組めるよい時間と環境だと思います。
CLASS

担当授業科目

  • ソーシャル・データサイエンス入門Ⅱ
  • データ可視化
  • PBL演習E
  • (院)超高齢社会と科学技術
RESEARCH

研究内容

私の研究は、ソーシャル・データサイエンスの分野の中では、人や社会の動きを計測し、人や社会に働きかけるテクノロジーという意味で、ソーシャルサイエンスとデータサイエンスとのインタフェースとも位置付けられます。メタバースの発達により、人や社会の営みが情報世界へと拡大し、やがては物理世界をも拡張していくことになるでしょう。その世界では新たな物理法則や経済原理がデザインできる可能性があります。人間拡張工学、バーチャルリアリティやロボティクス等のテクノロジーを駆使して、その可能性を探求していきたいと思います。とりわけ我が国は前人未到の超高齢社会に突入しています。様々な社会的課題はこの人口動態に起因しているところがあり、それを踏まえて世界に先駆けて取り組んでいく必要があります。
キーワード
  • 人間拡張工学
  • バーチャルリアリティ
  • ロボティクス
  • IoT
  • 超高齢社会
TOP FACULTY 檜山 敦