一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科 ロゴ

一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科

NEWS

お知らせ

一橋大学創立150周年記念シンポジウム/令和6年度第2回一橋大学政策フォーラム 「AIデータサイエンスの展開:テクノロジーから社会変革へ」が開催されました。

2024. 12. 27
教育研究

12月20日(金)、一橋大学創立150周年記念シンポジウム/一橋大学政策フォーラム「AIデータサイエンスの展開:テクノロジーから社会変革へ」が開催されました。ソーシャル・データサイエンス研究科(SDS)からは、渡部敏明研究科長が開会挨拶を行い、七丈直弘教授と小町守教授、生貝直人教授(法学系研究科ビジネスロー専攻)がパネルディスカッションに登壇。佐野仁美特任講師が総合司会を務めました。

基調講演では、株式会社Preferred Networksの岡野原大輔氏が、生成AI技術のもたらす産業や日常生活への影響を多面的に紹介。材料探索の高速化やロボット技術の実用化といった具体例を挙げ、技術が未来社会をどう変えるかを論じました。一方、損害保険ジャパン株式会社の村上明子氏は、AIとデータを活用した経営の重要性を示し、人とAIが補完し合う仕組みが新たな価値を生み出す可能性を強調。実例を通じ、持続可能な社会構築のビジョンが示されました。

続くパネルディスカッションでは、七丈教授がコーディネートを担当し、生成AIや大規模言語モデルの技術動向、その産業応用、そして急速な技術進展に伴う規制や法的課題について議論が交わされました。岡野原氏、村上氏、小町教授、生貝教授がそれぞれの専門的視点から意見を共有。特に法的課題については、生貝教授がデジタル技術と規制のバランスについて考察を披露し、深い議論が行われました。また、SDS学部および研究科の人材育成に対する登壇者からの期待が語られ、今後のソーシャル・データサイエンス教育に新たな視点を提供する場ともなりました。

シンポジウムの最後には、中野聡学長が閉会挨拶を行い、イベントは成功裏に終了しました。当日は、ソーシャル・データサイエンスをテーマとした特集が掲載された「一橋ビジネスレビュー(2024年冬号)」も紹介され、多くの参加者が興味を示していました。
本シンポジウムは、学術と社会をつなぐ新たな試みの一つです。今後もソーシャル・データサイエンス研究科として、学術と社会を結びつける取り組みをさらに深化させてまいりますので、引き続きご注目ください。

渡部敏明研究科長


岡野原 大輔氏(株式会社Preferred Networks)


村上 明子氏(損害保険ジャパン株式会社)

生貝直人教授


小町守教授


七丈直弘教授


村上 明子氏(損害保険ジャパン株式会社)


岡野原 大輔氏(株式会社Preferred Networks)

中野聡学長


佐野仁美特任講師