一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科 ロゴ

一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科

FACULTY

教員紹介

勝又 裕斗画像
勝又 裕斗 HIROTO KATSUMATA
ソーシャル・データサイエンス研究科 准教授
専門分野
政治学方法論
計量政治学
INTERVIEW

インタビュー

ソーシャル・データサイエンス学部・研究科の魅力
ソーシャル・データサイエンス(SDS)学部・研究科の魅力の一つは,社会科学とデータサイエンスの融合というテーマのもとに,各分野の専門家が教員として集まっていることだと思います。分野横断的な知のあり方というのは往々にして各専門分野の非体系的な寄せ集めになってしまいがちですが,SDS学部・研究科では「ビジネスの革新」と「社会課題の解決」を実現可能な人材の育成を共通目標とすることで,新たな知の体系を構想し創造し教育することを目指していきます。
第二に,私たちはSDS学部・研究科に入学する学生に大きな期待を寄せています。まだ評判の固まっていない新しい領域に飛び込んでくるという積極性と知的好奇心は,SDSの学生の大きな特徴になると思います。そうした仲間と共に学び議論し合うことで,私たちにも思いつかないような新たな社会的価値を創出してくれることを心から期待しています。
ソーシャル・データサイエンス学部・研究科で進めたい教育・研究
SDS学部・研究科がテーマとする社会科学とデータサイエンスの融合という新たな学問は,ビジネスや公的機関からの社会的需要だけではなく,各分野の教員が自分たちの学問分野のこれからの発展を考えたときにも重要となると考えるものです。こうした現在の社会的・学術的な変革期において取り組みたい教育は,30年前とは違う教育でありながら30年後にも役に立つ教育であり,それは30年間学び直し続けられるための基礎となる教育であると考えています。そのためにも,一教員として最先端の研究成果を自ら生産できるように学び続けていきたいと考えています。
MESSAGE
勝又 裕斗画像
MESSAGE
学生へのメッセージ
私からのメッセージは,挑戦と想像力です。
まず第一に,挑戦しよう,ということを伝えたいです。そしてそのための準備をできるようになろう,ということです。大学での学びはその基礎を提供します。
もう一つは,学習の意義を想像しながら学び続けてほしいということです。人や組織に変革をもたらすためには,データサイエンスの力と社会科学が積み重ねてきた人間や組織のあり方についての理論を自在に組み合わせられることが必要です。例えば,SDS学部・研究科の卒業生・修了生は,企業においてデータサイエンスを利用したプロジェクトのリーダーシップをとり,イノベーションを起こすことを期待されています。そのためには,与えられたデータを正確に分析するだけではなく,どのようなデータを収集するのか,そのデータを分析した結果として何を決定するのかといった広い視野を持つ必要があります。そして,関係する多くの部署や機関と連携する必要もでてくるでしょう。このSDS学部・研究科であなたは何を学びたいですか?
あなたの学びの広さと深さは,人々とあなた自身を巻き込む原動力になるはずです。コースワークの枠を跳び超えて,あなたの学ぶことからどんな変革を社会に起こせるか想像してみてください。SDS学部・研究科の教員とスタッフはあなたの素晴らしい旅路をサポートし,ときに道を指し示すためにいます。
CLASS

担当授業科目

  • 回帰分析Ⅰ
  • 計量政治学
  • 政治学とデータサイエンス
  • (院)政治学の実証分析
RESEARCH

研究内容

私は政治学を意思決定のための学問,特に集団的意思決定のための学問であり,また,その決定に基づいた集団的行動に関する学問であると考えています。そこで重要なのは,政治学が対象とする世界においては,ルールを破ったりルールを変更したりするという選択肢が存在することは不思議ではない,ということです。国会議員は自らを律する法律自体を合法的に変更することが可能ですし,一部の軍隊はクーデタによって政権を打倒することさえあります。そんな「何でもあり」の世界で,どのようにすれば望ましい社会を築いていくことができるのか,言い換えると,社会の仕組みの中で何をするかということだけではなく,その仕組み自体をどのように作れば良いのかを考えるための学問が政治学です。
私は広い意味においては,制度と人間行動のインタラクションについて研究しています。人々の行動をよく観察した上で特定の目的のために制度を定めたとしても,人々は新たな制度のもとで得をするように行動を変容させたり,他の人々の行動変容を先読みした戦略的行動をとったりします。こうした行動は,当初の予測とは異なる効果や意図しない副次的な結果を生み出します。そこで制度の効果や人々の行動の結果を統計学を利用して推論するための(統計的)因果推論が重要となってきます。また,因果推論においては物事の因果関係の一部を仮定という形で事前に想定しておく必要があります。その仮定の妥当性を支えるのが社会科学的な理論であり,対象に対するドメインナレッジです。こうした枠組みの中で,選挙制度が有権者にどのような行動を促し,その結果として政治家がどのような戦略をもってどのような政策を実現しようとするか,という研究に取り組んでいます。
キーワード
  • 政治学
  • 政治学方法論
  • 計量政治学
  • 因果推論
  • 戦略的行動
TOP FACULTY 勝又 裕斗